こんにちは、管理栄養士のななたです。
保育園のイベントのひとつである給食参観、ぜひ成功させたいですよね。
今回は給食参観について、
という方にむけて、成功のコツを5つご紹介。
わたしは給食参観を5回ほど経験しましたが、参加した方から嬉しいお言葉をたくさんいただきました。
(くわしい実施方法や内容はこちらの記事でお話ししています。)
コツを知ることで少しでも不安がなくなれば幸いです。
保育園の給食参観成功のコツ5つ
順番に解説していきます。
事前のうち合わせは念入りに
給食参観の前に、保育士や各担当者とうち合わせがあるかと思います。
念入りにしておきましょう。
必要事項はしっかり決めておき、全員で再確認。
毎年おなじ流れであったとしても、正確に情報共有しましょう。
行き当たりばったりや、思いちがいがあったりするとトラブルにつながりやすくなるためです。
保護者の給食の試食がある場合は提供方法や分量、厨房での役割分担などを調理関係者とも相談しておきます。
ポイントは、いちどシミュレーションをしてみること。
当日をイメージして、実際の流れをこまかいところまでチェックしましょう。
誰がどの作業をするか、タイムスケジュールに無理はないかなど、複数人で入念にチェックすることで見落としを防げます。
ちがった視点からの気づきや新しいアイデアが出ることも!
自分が保護者になったつもりで、保育園に来たところから想像するのもオススメです。
例:
- ぬいだ靴はどうする?
- 部屋への誘導方法は?
- 手指消毒の方法は?
- 座る場所は? など
さらに忘れ物があった場合の対応など、”こういう場合はどうする?”と想定しておくと安心です。
今までの反省を参考にして、トラブルのもとをなくすように意識!
身だしなみをととのえる
保護者と顔をあわせる場合は、直前に身だしなみを再チェック。
当日、知らないあいだに調味料などが服についてしまっていることもあります。
食べ物をあつかっている人に清潔感がないと、保護者は不安になりますよね。
以下のポイントをチェックしておきましょう。
わたしは予備の調理白衣をロッカーに置いていました。
あいさつは大きな声で
印象を決めるあいさつはとても大切です。
あいさつの機会がある場合、しっかり伝わるよう大きな声で言うように意識しましょう。
緊張していると、いつもより声が出にくくなります。
自分が思っているよりも声が小さかったり、表情もかたくなっていることも。
笑顔を心がけることで印象が良くなり、緊張もほぐれてきます。
マスクで隠れていても、口角を上げるように意識するといいですよ。
いい印象をもってもらいたいよね。
園児のようすにも気を配る
保護者との交流がある場合、つい会話だけに集中しがち。
ですが、園児がそばにいるときは、園児のようすも気にかけながら話すようにしましょう。
会話をないがしろにしたり、中断しすぎないように気をつける必要はありますが、
「栄養士も子どものことをちゃんと見ている」と保護者は安心できます。
園児がなにか伝えてきたときは、無視せず適度にリアクション。
危険なことをしていたり、マナーやルールを守れていない場合は「走らないで歩いてね」、「食べ終わったらどうするんだった?」などの声かけを。
もちろん、ふだんから園児のようすをみることも大切。
わたしは、保護者との交流の際「うちの子、いつもちゃんと食べていますか」とよく質問されました。
園児数が約200名と多く、ふだんは業務に追われていたため、全員を把握しきれていなかったことを後悔したことがあります。
”業務に追われて給食室や事務所から出られない”という方は、担任に給食の様子をきいてみるのも手です。
『まずは受けとめる』ことを意識する
会話や質疑応答の時、相手の発言を開口一番に否定するのはNG。
まちがっていることに対しては、つい否定的な言葉が最初に出てしまいがちです。
しかし、自分を否定されるのはだれでも傷つきます。
心の距離もはなれてしまい、こちらの話をきいてもらえなくなります。
すぐに情報を伝えたくなる気持ちはグッとこらえて、まずは相手の言葉を受けとめるようにしましょう。
悪い例と良い例は以下のとおり。
- そのようなことはありえません。
- その考えはまちがっています。
- 科学的根拠はないのでやめてください。
- そのような考え方はよくないですよ。
- ○○さんは△△(相手の思いや疑問を要約)と考えていらっしゃるんですね。
- そのようなこともあるかもしれませんね。
- そういった考え方もできますよね。
- それはたいへんですよね。
気持ちに『共感』することも大切です。
こちらの記事で保護者対応のポイントやつかえるワードをまとめていますので、参考にしてください。
給食参観を成功させよう!
以上、保育園の給食参観成功のコツを5つご紹介しました。
ぜひ意識してみてください。
給食参観終了後はふり返りをして次にいかしましょう。
反省点や保護者からの意見を参考にすると、より良いものにできます。
安心・安全な食事提供が第一。ムリなく実施可能な範囲でおこないましょう。
応援しています!