こんにちは、管理栄養士のななたです。
今回は、行事食の献立アイデア『ひなまつり編』です。
このようなお悩みを解決できるよう、定番献立のアレンジやちらし寿司以外のアイデアをまとめました。
献立作成の参考になれば幸いです。
食費をおさえるコツや行事食を盛りあげる演出方法をまとめた記事もあわせてごらんください。
ひなまつり定番の献立アレンジ
ひなまつりの行事食と言えば、ちらし寿司が定番ですよね。
以下のような献立になることが多い印象です。
- ちらし寿司
- すまし汁
- 副菜
- ゼリーなどのデザート
この献立をベースに、アレンジメニューをご紹介します。
ちらし寿司
洋風にする
酢飯の酢をひかえめにして、レモン汁やバルサミコ酢を具材にあわせます。
春が旬の野菜やタンパク質がとれる食品をトッピング。
レタスやキュウリなどを使って、サラダ寿司のようにしても◎
まぜ寿司にする
酢飯にこまかく切った具材をまぜ込んで、まぜ寿司に。
具材のうま味で酸味がまろやかになりますよ。
酢飯の酸味が苦手な方にオススメです。
また、いろどりの良い具材をまぜ込むと、トッピングする具材が少なくても見ばえが良くなります。
盛りつけの手間も減らせますよ。
てまり寿司やオープンいなり寿司にする
見た目が華やかなお寿司です。
オープンいなり寿司は、いなり寿司の口をとじずに上に向け、具材を盛りつけます。
赤・みどり・黄色をそろえるといろどりが良くなります。
すまし汁
ひなまつりでは良縁を招くとしてハマグリを食べるのが定番です。
しかし価格が高く、採用するにはハードルが高いですよね。
アサリやシジミなど、ハマグリとおなじ二枚貝をつかうことで雰囲気が味わえます。
その他のひなまつり感が出るオススメ具材は、以下のとおり。
副菜
副菜は、メインにあわせてバランスをととのえると考えやすくなります。
どんな料理もアレンジ次第でひなまつり感が出せますよ。
デザート
ひなまつりに食べる定番は、ひしもち・ひなあられや、さくらもち、イチゴ大福、三色だんごなどの和菓子。
食後の楽しみであるデザートがあるだけで、行事食の満足感があがります。
保育園や高齢者施設ではおやつとして提供することもありますね。
ひしもちのピンク・白・みどり色には、『白い雪の下からみどりの芽が出て桃の花を咲かせる姿』を表しているといわれています。
着色に使われる植物やひしの形には、厄除けや無病息災の願いも込められています。
ひしもちをモチーフにアレンジするのがオススメ!
形をひし形にしたり、ピンク・白・みどり色にするとひなまつり感が出ます。
定番献立以外のアイデア
定番以外の主食と主菜のアイデアをまとめました。
ひなまつりの雰囲気をだすには以下の方法があります。
食空間を工夫したり、春らしい柄の敷き紙やお弁当ピックなどのグッズを利用することでも雰囲気が出ますよ。
主食
- おにぎり
色々なまぜこみおにぎりを用意すると華やかに。
丸いおにぎりを2つ並べて、おひな様とおだいり様の顔や着物のかざりつけをしても。
海苔、卵シート、薄切り野菜、カニカマなどでかざりつけます。 - 赤飯
お祝い事やおめでたい日に食べる定番。 - ちらしパスタ
パスタに、ちらし寿司の具材をトッピング。 - カレー
お皿にルゥを盛りつけてから、ご飯をひし形に盛りつけ。
錦糸卵や花形にんじん、キヌサヤなどでかざりつけます。 - サンドイッチ
オープンサンドにすると、おしゃれに仕上がります。
主菜
- 天ぷら、からあげなどの揚げ物
色のついた小さい丸いあられ(ぶぶあられ)を衣に使ったあられ揚げに。
ひなあられに見立て、いつもは茶色の揚げ物がカラフルになります。 - ハンバーグやお好み焼きなど
人気メニューもかたちや盛りつけを変えるだけでひな祭り風に。
- ひし形や花形に成形したり、焼いた後に切って形を整える
- おひな様とおだいり様の顔を、丸型に切ったスライスチーズと海苔などで作ってのせる
- 花形にんじんやコーン・アスパラガスで飾りつけて色あざやかに
- ミートボールや野菜
→串やピックにさして花見だんご風に。
(串の先はとがっているので注意してください。)
100円均一で売ってるピックや飾りも使えます。
まとめ
以上、ひなまつりの献立アイデアでした。
ふだんよりも手間がかかることの多い行事食ですが、とくべつ豪華な献立でなくても”ひなまつり感”をだすことができます。
使う食材や色合い、盛りつけ方などを工夫して、ぜひ喜ばれる献立を考えてみてください。